2014年4月その3「ロッカースピンドルにOリング」の巻

「更新頻度がハンパなく上がりましたな(笑)」

 世間ではゴールデンウィークとやらで大騒ぎ。
 地元富岡製糸場はとうとう世界遺産に登録目前。
 めでたいことが多いが、私は通常勤務である。
が、しかし、黙って仕事ばっかりやっているようなoyoyoではない。
ドンナに忙しくても、ちょっとの隙間をバイクいじりで過ごすのだ。

 今日の小ネタ①
 
バスタブ型フェアリングの左右の合わせ目に挟むゴム(ビード)の取り付け。
 この前の部品購入時についでに買って居たのを忘れていました(笑)。
思い出して、本日取り付け。
 まず、左右のフェアリングを留めている3か所のねじを外す。
さらに、ナンバープレートを固定している2か所のねじを外すと、左右のフェアリングが分離できる。
 その状態で、隙間を少し開きながら、ゴム板を挟んで行く。
 テールランプ/ウィンカー配線が挟まる部分や、ねじ穴、テールランプの取り付け部など、ゴム自体が邪魔になるところははさみで切り取りながら現物合わせでやっていくと、なんとかんかんとか収めることができた。
 結果としては、どうということはない部分だが、無いよりはマシだろう。
 それに、振動をある程度吸収してくれたら、鉄板の亀裂などにも効果があるような気がする。

 その後、仕事に出かけた。
もちろん、タイガーに乗って。
ドンナ時にも、
遊び心をなくさないのが「oyoyo流」である(笑)。

 仕事が終わった後、帰宅してからもまだ明るい。これならもうひと作業できるなあ…。
部屋でギターを弾き始めていたのだが、やめてこっちに取り掛かる。
 小ネタ②
 
ロッカースピンドルに新しいOリングをはめる。
 先日から書いているように、オイル漏れしている部分である。
 今現在でも走っているうちにかなり漏れている。まるで少女の涙の様に…(爆)。
泣いているのを見て、放っておくわけにゃあ行かないのが男という生き物である。
 こうなりゃ、取りえずやってみるしかねえ。そのために実験用Oリングを買ったんじゃねえかよ…。
そう自分に言い聞かせながら、スピンドルを固定しているボルトを緩め、そいつを銅ハンマーで静かに叩いて行く。
すると、反対側の頭が、ロッカーケースから浮いて飛び出してくるのだ。
 最終的に、Oリングの溝が見える時点で停めておく。
こんな景色が見える。
スピンドルの頭部分である。溝部分にOリングが収まるのであるが、予想通り、すでにOリング君はお亡くなりになっており、真っ二つに切れて硬化していた。これでは、山盛り液体ガスケットも何の意味をなさないだろう。

 この溝部分を綺麗に清掃し、新しいOリングをはめる。
 う~ん。せっかく買ったOリングを圧縮できるツールも、いったんスピンドルを抜かないと使用できないので、仕方なくこのまま圧入するしかない。
 確実にOリングは傷つくだろうし、最悪切れたら元も子もない。
 がしかし、実験するしかないのだ。そのチャレンジが次に生きるのだから。
 …などと大げさなことをいってても仕方がないので、
 Oリング周囲に少量の液体ガスケットを塗り、そのまま銅ハンマーで打ち込んでいった。
 ちょっと力を加減しながらやったが、結局、頭部分が収まる瞬間に、削れたOリングの破片が残った。あああ、やっぱりなあ。

 でもまあ、切れて居なければ何らかの仕事はするかもしれない。
思いきってもう一本のスピンドルもたたき出して、Oリングをはめて戻してやった。

 さあ、ここまでやっちまったらもう後戻りはできない。
エンジンを始動し、買い物ついでの試運転である。
 昨日交換して外したSMITHメーターを箱に詰め、ヤマト運輸の営業所へ。
明日、板橋のモビーディック様に到着予定。安く済みそうなら、レストア敢行である。送料650円也。
その後、近所のスーパーでプレモルとキムチを購入(笑)晩酌用である。

 しばらく走って帰宅し、もう一度スピンドル部分をチェックしてみると…
もれてな~~~い(笑)!

 昨日までは、この時点でもう油は流れていたはず。
 ところが、今日は全くの無傷である。
 Oリングが劣化したりすればまた漏れてくるだろうが、とりあえずこれがしばらくは維持してくれることを願うばかりだ(笑)。

 秋には、ここを分解して再組立てしてみたいとは考えている。
 それまでは、
「ちょいキレOリング君」に頑張ってもらいたい!

 頑張っていただく感謝の気持ちを込めて、新しい銅ワッシャーとキラキラひかうスピンドルナットを投入してやったのだ。なんだかちょっときれいなエンジンに見えてきただろう??
いや、そうに違いない(爆)!
 ※ただし、このキラキラボルト、17mm。インチサイズじゃなかったっす。ま~い~か。
これで、キラ☆キラのロッカーボックスキャップに、キラ☆キラのスピンドルボルト。
光物を身にまとった500ccツインエンジン。
 ご機嫌直して調子を上げて行って欲しいなあ。

 とりあえず、今手持ちにあるパーツで遊べそうなことはやりつくした感が。
 アメリカから、次の部品(LUCASスイッチのねじ、キャブレターのパッキン、グロメット等)が届いたら、またプチ・レストアがんばります!

 ところで、今日エンジンをかけていたら、エンジン右前下にある、「オイルプレッシャーリリースボルト」の頭がやけに飛び出していた。
 ここは、油圧が高くなりすぎないように調整し、一定の油圧がかかるとオイルをここから放出するらしいのだが…昨日オイルをすこし足したのが原因か?う~ん、困ったなあ。
 新しいボルトも再生産されており、入手してみてもいいのだが、取り合えず、しばらくはこのまま走ってみよう。そのうちに原因も突き止められるであろう。

 さあ、次にタイガー君に乗れるのはいつかな?それまで、またしばらく「高級」カバーの下で休んでいてくれ給え。
 5月はいよいよボンネビルで行く「GW山形ツアー」である。
あと一週間、いい子で過ごして、晴天を呼び込みたいoyoyoであった。