PMC1230「A HARD DAY'S NIGHT(mono)」の巻

"A Hard Day's Night"
Release:July 10th,1964
Matrix No.:XEX481- 3N/XEX482-3N
Stamper/Mother No.: HM(74)/3 M(4)/4
Weight :175g
Tax Code:KT
Jacket: Ernest J.Day&Co. Ltd London
ビートルズ主演のユナイテッド映画「A Hard Day’s Night」のサントラ盤的LP。
初めてあの映画を見たときのことは忘れられない。
当時、ビートルズ・シネ・クラブ会員だった私は、妹を連れて東京・世田谷で行われた「ビートルズ復活祭」に出かけ、そこでこの映画を見たのであった。
※最近は「復活祭」ってやっていないのかな?とてもいいイベントだったのに。
そこで見た、動くビートルズの魅力。特に、(口パクですが)楽器を演奏し、歌うシーンでは、まるで自分がその場にいるかのようにのめりこんで見ていました。ジョージの12弦ギターの頭の部分がすごく混み入った構造になっていることに気づいたのもこのときでした。
それまでは「いい曲」としてだけ聞いていたアルバムが、歌と同時に頭の中に「映像」がインプットされたことで、よりいっそうビートルズ熱が過熱したのは言うまでもありません。
このアルバム一番の売りは「ジョン・レノン」アルバムであると言う事でしょう。
まずは14曲の収録曲のうち、主にジョンが書いたものが10曲!!(残りはポールの4曲)まさに「ジョン祭り」アルバムなのです。
アルバム「ヘルプ!」(1965)では、14曲のうち、ジョン6曲・ポール4曲・ジョージ2曲・カバー曲2曲)ですから、このアルバムの時期が「リーダー」ジョンの最盛期だったとも言えるのだと思います。
その10曲も、「ハードデイズナイト」、「恋をするなら」、「恋に落ちたら」、「素敵なダンス」、「テルミーホワイ」、「エニタイムアトオール」、「僕が泣く」、「家に帰れば」、「ユーキャントドゥザット」、「アイルビーバック」と多種多様。すごい才能の爆発です。ギターソロまで披露し、大活躍。ジョン・フリークにはたまりません。
マトリックスナンバーは3Nが一番初期らしく、1と2はカッティング後に破棄された?模様。何かしらの問題アリで変更したのでしょうが、こういうところに当時のEMIチームの音へのこだわりを感じます。
レーベルは同じ1964年内でもかなり変化しています。
タイプ1A (この写真のように)丸い活字(Gill Sans・・・サン‐セリフ体の一種か)で印字されたもの。
1B 活字が通常の縦長サン‐セリフ字体が使われたもの。
※これはかなりプレス初期の内に変更が行われたらしく、時期的に混在しています。
1C 1Bと同じだが、タイトルを横幅を広げて印字されているもの
1D 1Cと同じだが、曲名を間隔を広く取って印刷したもの。
1E B面の曲名を1曲ずつではなく横に2曲並べて印字したもの。
ここまでが1964年内に変更されているようです。
1965年版になると、左側の「RECORDING FIRST~」の表示が単にⓅ1964と書かれるタイプになり、エッジ部分の「THE PARLOPHONE」は「THE GRAMOPHONE」に変えられてしまいます。
1964年当時、レーベル印刷をどうするか、試行錯誤が行われた形跡としては面白いコレクションができそうです。
同アルバムのstereo盤へ
