2009年5月
「ヴァリアント君リコールされる」の巻

とうとうリコールのはがきが来てしまった(笑)。
  
 「外車に乗る」といったときに、嫁さんに一番先に釘を刺されたのが
「絶対に故障が多いから止めときな」という言葉であった。
 その反対を押し切って決めたからには、最低でも最初の車検くらいまではノントラブルで・・・と思っていたのもつかの間、とうとうリコールが出てしまったのだ。
 ま、国産車でもリコールはあるし、修理は無料なのであるから、それほど気にすることでもあるまい。というか、トラブルが当たり前だったS800の頃が懐かしい・・・(遠い目)
 
 今回のリコールは、「ドライブシャフトのねじが緩む」という、聞いたことも無いようなトラブルである。実際何台かは走行不能の状況に陥ったらしい。我がヴァリアント君は少なくとも今まで1万キロ以上走ってなんの異音もないのだから、たぶん大丈夫なのだろう。ま、新しい店を開拓したい、ということで、高崎ではなく今回はDUO前橋に出かけてみた。
 こちらの店は高崎よりも若干広いし、こぎれいな感じがする。サービス工場も広いので、同時に作業できる台数も多いに違いない。お決まりのフリードリンクをいただきながら、作業の様子を眺めていた。
 見れば、フロントタイヤを外し、ブレーキローターをドライバーで固定しながら、ドライブシャフトのねじのトルクを計っている様である。足りなければ増し締めでもしているのだろう。これだけなので、作業はものの10分程度で終わってしまった。
 
 せっかく出かけて来たので、以前から気になっていた部品を発注してみることにした。(これで晴れてこの店の顧客リストに載せてもらえたか?)それは
「リアバンパーガード」である。
 荷物の出し入れのときに、リアバンパー上部に物を当ててしまい、塗装がはげてしまった経験は無いだろうか?わたしは実際、嫁さんのエクストレイルで経験済みである。特に、ケースが長いギターや、重いアンプを積むときには非常に神経を使うのだ。6月にもまたライブがあり、荷物を運ぶ機会がある。それまでにつけておくのも悪くないと考えたのだ。

 部品が入ったとの連絡を受け、日曜日の朝、早速取り付けに伺った。自分でやってもいいのだろうが、脱脂スプレーも買えば高いし。ついでにくっつけてもらおう。
 実物を見ると、思ったよりも厚い素材である。ステンレス製のプレートの下に。黒い樹脂製のクッション剤が挟まっているようだ。これならば、たとえギターのハードケース辺りがこすっても、そう簡単には凹んだりはしないであろう。
 ただ、これをつけるとリアのすっきりした雰囲気はけっこうスポイルされてしまうと思う。何も無いと妙に間の抜けた部位ではあるし、泥汚れなどがたまりやすいバンパー上部ではあるが、わたしのように
荷物の出し入れに実用的な意味を見出す方以外にはあまりお勧めしないアイテムである(笑)。

 ま、口の悪い人々に言わせると「個性が無い」とか、「カルディナに似ている」とか言われるこのヴァリアント君に、ちょっとしたアクセントになることは確かだと思う。妙に存在感の増した後姿に乾杯。

 先日、ちょっと用事があってヴァリアントで赤城山の頂上まで登ったのだが、そのときの画像である。
 登りではさすがに燃費も10キロそこそこで、ターボを効かせないといけない感じであったが、下りの時には俄然サスペンションのよさが表れた。決して軽いとはいえないボディーだと思うが、カーブでよろよろする感じも無いし、安心してドライブできた。しまいには、前を走っていたMR−S君を追い回す始末。オープンだとボディー剛性も弱いのか、カーブでは一気に差が縮むのだ。ああ、楽しい。
 
 無事にリコール修理を終えたヴァリアント君。いよいよ初めての夏に突入である。エアコンを使うようになると燃費も悪くなるだろうが、どの程度引っ張れるかどうか、いまから楽しみにしているoyoyoであった。