PMC1202「PLEASE PLEASE ME(mono)」の巻
 


















 "Please Please Me"

Release:March 22nd,1963
 
Matrix aF 
XEX421−1N/XE
X422−1N
Stamper/Mother aF
O(5)/1 GG(11)/1
Weight :165g
Tax Code:ZMT
Jacket: Ernest J.Day & Co. Ltd London
 
Matrix aF
XEX421−1N/XEX422−1N
Stamper/Mother aF
GH(17)/2 GP(16)/1
Weight :175g
Tax Code:MT
Jacket: Ernest J.Day & Co. Ltd London
 
    
Matrix aF
XEX421−1N/XEX422−1N
Stamper/Mother aF
GOP(159)/17 GPR(162)/40
Weight :175g
Tax Code:MKT
Jacket: Ernest J.Day & Co. Ltd London
 

このLPは、今から13年前、
イギリスはリバプール、マシューストリートのビートルズショップで購入したものです。
当時はUKレコを集めようという気などなく、
ただ単に「ご当地にしかないイギリス土産」を探していて、偶然手にしたのです。
やはりビーオタにとって「1963当時のイギリス盤」は特別ジャン!という、
軽いノリでした。
もちろん試聴などさせてくれるわけもなく、約2万円で購入。
単なる「骨董品」扱いで買ったため、
ギターケースにアコギと一緒に放り込み帰国。
汚れていたため、音にはさほど期待していなかったのですが、
実際聴いてみると雑音を押しのけてかなり活きの良い音が!!
慌ててクリーニングし、溝にたまりにたまった汚れを取り除くと、
素晴らしい音によみがえりました。
 
この黒&金パーロフォンレーベルはファーストプレスですが、
実際にはレコの生産期間中に表示の変更があり、
タイプ1 出版社名がDick james 版
タイプ2 面によって混ざっている版
タイプ3 出版社名が Northern Songs 版
の3つに分類されています。
買ったときは何も分からず買ったのですが、これはたまたタイプ1でした。
マザーが2と1、スタンパーも2桁台なので、もっとも初期のプレスに間違いないでしょう。
盤面はこすったような薄い傷がかなりついているのですが、
演奏してもさほど音に出てこないのは、
カッティングされた溝がかなり深く、しっかりとプレスされているためだと思います。
ジャケットはよく言われる「Photo:Angus McBean」が右よりではなく、
通常の位置にあります。ジャケ替えが行われた可能性大です。
しかし、他の黒&金レーベルでもこのジャケに入ったものを見たことがあるので、
一定の時期、あるいは工場の違いによって出来たヴァリエーションかも知れません。
 
なんといっても、製造されてからはや47年経過しながら、
今日でもなおこれだけの音質で迫ってくるのですから、
もはや文句のつけようがありません。
特に、エコーの掛かり具合・・・生々しいです。エコーチャンバーに響いている感じが伝わります。
そして、ほんとうに今そこで、メンバーが歌っているようなリアルさ。
ポールのベースも、最初期の2ch録音にも関わらず、
通説の「ベースが弱い」という話をぶっ飛ばすほどうなっています。
 
このアルバムとの出会いによって、
私のUK盤LP収集が始まった、記念すべき?一枚です。

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