2011年4月「CromwellヘルメットとMaxFritzジャケット」の巻
 
 春である。
 バイクの季節の到来である。
 ※なんて、
一年中「バイクの季節」って言っている気もするが・・・。
 新しいシーズンを迎えるにあたり、何か「新しい」装いが欲しいものである。

 ボンネビルT100シックスティ君は、その独特なカラーリング故、なかなか似合う柄のヘルメットを見つけるのは難しい。しかし、ネットを見ていたら偶然に見つけてしまったのである。こんなヘルメットを…。

 イタリアはNewMax社製の「クロムウェル」ヘルメットである。
 ※NewMax社はあのMOMOヘルメットを生産しているので有名である。
 このシリーズはイギリスのクロムウェル社の商標を使い、英国風なカラーリングを施しつつ、イタリアっぽいデザインで仕上げられているという、なんとも摩訶不思議なメットなのだ。モデル名は「ハリケーン」という。まさにイギリスっぽいネーミングだ。

 しかし、どうだろう、このカラーリングは。
 他社では願うことすら困難な絶妙なカラーリングである。青いメタリック色はまさに私のボンネビルのタンク下半分とマッチングする色であり、グレーとの境界線に入れられたラインは金色で、これまたボンネビルの「手描きライン」と同じなのである。
 いわば、「偶然カスタムペイントのヘルメットを見つけた」状態である。
 
 実際に手に取ってみると、Araiの、いや、日本製のヘルメットに慣れた目には「なんともシンプル」という印象が伝わってくる。あご紐にはパッドが着いているのだが、
そのままだとするっと滑って落ちてしまうというシンプルさ(笑)。しかし、その反面、軽さもあるので、もはやどちらが良いとは比べられないであろう。機能重視のAraiと、スタイルと軽さ重視のイタリア製。使い分けがベストとみた。
 ※ちなみにあごのパッドはベルクロを貼り付けて落ちないように工夫した(笑)。

 さて、ここまでいったらもはや後戻りは許されない。
 この「奇抜な」ヘルメットに勝るとも劣らぬような、「奇抜な」ウェアも必要である。
 昨年からベルスタッフが欲しいと思っていたのだが、いかんせん値段が高杉、いや、高すぎて手が出ない。しかも、あの湿った手触りの「オイルド・コットン」素材がどうもためらわせるのである。
 かといって、昨年のオークションで皮ジャン転売事件(笑)で気づいたように、
私にはどうも「皮素材」が似合わないのである(爆)。かっこいいライダーズや、渋い皮ジャンで決めたかったのだが、どうも体型や雰囲気がそれを許さぬようだ。無念。

 ということで、あきらめて繊維系のジャケットを物色したのだが、どれもこれも似たり寄ったりで、使い勝手はよさそうなのだがなんとも決心がつかない。ほとんど中国やヴェトナム製で、値段はいいのだが・・・。

 そんな矢先、先ほどのクロムウェルがらみでたまたま覗いた
マックス・フリッツという店でこんなジャケットを見つけたのだ。
 ※このマックス・フリッツって、BMWのエンジンを開発した人の名前では?
 その名も
「ショート・トレンチ・ライダース」君。
 コットン素材で、肩とひじに皮でパッチが付いている。丈は短く、バイクに乗って邪魔にならないぎりぎりのラインである。後ろはサイドベンツが付いているので、邪魔ならばそこを開けば自由度が出る。
 わきと背中にエア・インテークがあり、初夏ぐらいまでは着られそうなのもうれしい。
 えりぐちはこのように開いているが、実際にバイクに乗る時にはジッパーで上まで閉じ、前身ごろを合わせて閉じる。こうすると風の侵入が防げる。もっと寒ければ、襟を立てて止めることもできるのが便利だ。
 ベルトも邪魔といえば邪魔だが、これがあるおかげでやや「英国紳士風」に見えるのだから仕方がない。慣れてしまえば、ジッパー&ボタン4つ&ベルトの着用もスイスイできる。
 
 実験で25℃〜15℃くらいの環境で、このトレンチとトレーナーで走行してみたが、結構「寒い」くらいであった。ということは、インナーで調整すればかなりの期間を使えるかもしれない。家で洗えるので、だんだんやれていく感じになれば、着こなしもぐっと自由になるであろう。
 さすがに、高速走行には向かないと思うが、大きなポケットなども多数付いているので、日帰りのツーリングなどには重宝しそうである。
 
 さあ、いよいよ5月の「富山ツアー」目前である。
 楽しいツーリングになるように、今からわくわくが止まらないoyoyoであった…(続く)