2011年3月「AELLAクランク内圧コントロールバルブ取り付け」の巻
某オークションでこんなものを入手。
京都はAELLAの「クランクケース内圧コントロールバルブ」である。
たぶん製造元は岐阜のNAG社であろう。
横っ腹に「AELLA&NAG」のロゴ入り。
さらに反対側には「Motor Breath System」とある。
いったいこれは何かというと、
360℃クランクのボンネビルの並列2気筒エンジンで、
両方のピストンが同時に下がる際に、
クランクケース内の気圧が高まり、結果として
@エンジンの馬力を奪ったり、
A回転の上がり、吹けを悪くしたり、
Bエンジンブレーキがかかりすぎたり、
C立ち上がりの「ドンつき」をなくすために開発されているのだ。
これを、クランクケースから空気を抜くブリーザーホースにはさみ、ワンウェイバルブとして機能させることで、不要な空気の吸い込みを抑制し、結果としてクランクケース内の気圧を下げることとなるのである。
覗いてみると、内部には樹脂製の「ふた」状のものがあり、これが上下に震動することで空気を遮断したり通したりするのだ。絶妙な重さに調整されているに違いない。
せっかくなので、さっそく私のT100君に取り付けてみることにした。
ブリーザーホースまでセットで入手したので、まあ、「ポン付け」である。
←これが、下側だけホースを取り付けてエンジンをかけてみた図である。
カチカチ音がしているのは、バルブ内のふたが上下に動いて作動している音である。
ボンネビルのような低回転エンジン(?)ではきっとこのように振動が大きくなるに違いない。
もっと高回転用のものだと、さらに細かく振動するのではないだろうか。
いやがうえにも効果への期待が高まる。
反対側はエアクリーナーに取り付けて、あっという間に完成である。
早速近所を走りまわって見たが、すぐに気づいた点。
@エンジンの回転の上がりがスムーズ!軽い!!
Aギアチェンジがスムーズに!
→回転落ちが変わったからか?
Bコーナーリング時のコントロールが容易!
→エンジンブレーキの緩和。
と、良いことづくめである(笑)。
さすがに、馬力や燃費については今日一日でどうこう言うこともできないので、今後しばらくモニター気分で使ってみようと思う。
同時に入手したAELLA製ショート・チェンジ・ペダルも取り付けてみよう。
写真上がショート。
下が純正のペダルである。
※純正には、三角形の突起が上部に付く。
靴がクランクケースに当たるのを防ぐ意味か?
これを交換すると、ゴム部分の取り付けが1.5センチ程度手前に移動することになっているのだ。
純正のままだと、若干遠い気がするのだ。サイズが大柄な外国人仕様だからか?
ゴム部分は純正をそのまま移植する。取り付けのねじの頭が下から上部へ移動することになるが、見た目上はさほど影響なかろう。
早速使ってみたが、足を不自然に前の方に動かす必要が無くなり、私のような「靴のサイズ25センチ男」にも使いやすいペダルとなった。
今回入手したのは両者とも中古であったが、もしこれを新品で入手すると・・・
※内圧コントロールバルブ・・・定価26,250円
※ショートチェンジペダル・・・定価18,900円
合計で45,150円の買い物となるのである。結構高い・・・。
オークションで競る相手があまりいなかったので、今回は両方で1万円ちょっとで買えたのはラッキーであった。
今後、燃費や実際の走りの変化についても報告できたらしようと思う。
さあ、いよいよ4月目前。本格バイクシーズンの始まりである。
5月の連休には高速で行く富山県ツアーも計画中。
2011年のボンネビル生活もとっても楽しみなoyoyoであった。