2010年4月エキパイガスケット交換」の巻
 
 
 昨年3月に純正四本出しマフラーを取り外し、軽量なモリワキ・ショート管に交換したのだが、面倒だったのでエキパイガスケットを交換せずにそのまま再使用していた。
 しかし、最近排気ガス漏れが著しく、バイクに乗っていると臭いのである。これはもはやガスケット交換でしか解決すまい。
 そこで、キタコのガスケットを購入し、取り替えておこうと思いたったのである。
 たぶん、ゴールデンウィークにはツーリングもあるだろうし、今のうちにしっかり直しておくのも悪くないだろう。

 ある土曜、早速作業に取り掛かる。
 まずはマフラーをいったんはずすわけだが、軽量なのであっけなく取れる。地面にぶつけて傷をつけないように段ボール箱などで養生しておくだけで作業はらくらくである。

 取り外した排気口には、こんな形に変形したガスケットが。
 細いドライバーですこしこじってやると、輪が浮いてくるので、それをペンチではさんで取り外す。
 4気筒分のガスケットを取り外すと、こんな状態であった。
 上の3気筒分はまだもれているように見えないが。4番(エンジン一番左)のものは完全にすすが外まで通過しているのがわかる。取り付けるときにかなりきつくスタッドボルトを閉めたはずだが、それでももれるくらいガスケットが薄くなってしまっていたということか。

 もしかすると、この
ガス漏れのせいで、発進時のエンジンのパワー不足が起きていたのか?と思えるほど最近は調子が悪かったのだ。

 ガスケットの当たり面をきれいに掃除し、新しいガスケットをセットする。
 そのままでは落ちてきてしまうので、液体ガスケットを塗り、ぺたっと貼り付けるようにセット。
 そのあとに、マフラーを当てがってみる。よく見ると、思ったよりもガスケットが大きく、マフラーの当たりは小さいことがわかった。しっかり真ん中を狙って取り付けないとだいぶ偏ってしまいそうである。

 スタッドボルトを慎重に取り付け、排気管をリアのステーに固定。
 これで一応完成。エンジンを始動してみたが、とりあえずガス漏れの気配はない。
 ちょっと走ってからまし締めをしようと思い、近所のガソリンスタンドまで。
 前回乗ったときは、ガス漏れで臭い上に、発進のトルクが足らずにもたもたする始末。今回はその発進時のもたつきが若干改善された。もしかしたら低速でのガス漏れが減り、マフラーの抵抗が増したためかもしれない。だいぶ快適なフィーリングになったのだ。

 先週のオイル・エレメント交換とあわせ、これでなんとか無事にシーズンを迎えられる準備が整いつつある。残りは、さびたスポークを磨くという困難が待っているのだが…。手で磨くのに限界を感じ始めたので、
小型のリューターか何かでさび落としでもしようかと真剣に悩むoyoyoであった。
(続く)