2008年 秋冬総集編
「CB400膝栗毛2008」の巻
 
 2008年9月15日、AARSの
富士山を見に行こうツアーが決行された。
 ルートは、秩父から雁坂峠を越え、山梨県側から河口湖に入るというルートである。
 
 あいにく秩父では雨に降られ、あわててレインスーツを着る一幕もあったものの、程なくして天候は回復。昼ごろには河口湖畔に着いたのであった。
 本来ならば、もう少し足を伸ばして、「忠ちゃん牧場」でジンギスカンを食べようというアイデアがあったのであるが、渋滞も酷く、帰りの時間もやや心配であるということで、手近なところで「ほうとう」を食すことに変更。テレビなどで出演しておなじみのあの
「カウンタックのあるほうとう屋」に入ることにした。

 この店も、休日とあってか行列の出来る始末。しばらく待つとやっと店内に入ることが出来た。注文したのは一番安いメニュー。今までに食べた中では、一番汁が多い感じで、ほうとうというよりも煮込みうどんにイメージが近い。味はやや濃い目であった。昨年食べた笛吹のほうとう屋の方が美味い気がするのは個人的趣味の問題か。ほうとう初体験のSRスッキンはかなり美味いと喜んでいた。

 食べ終わる頃にはもう午後になり、そろそろ帰る方向に向かうことに。
 中央高速から圏央道を通り、関越道で帰る「高速道路」コース。
 途中の高速入り口で、若干トラブルがあったものの、渋滞もバイクでうまくすり抜け、ほぼ予定通りの時間に帰宅。
 学んだことは、
「静岡まで行きたければ、朝早く出て高速に乗れ!」ということであった(笑)。


9月29日(月)、恒例の「マツタケツーリング」に出かけた。
 といっても、平日のため、私は有給休暇を取得しての参加。W650のY氏と、いつもバンドでお世話になっているサトミお姉さまのカスタムハーレーの3台。ちょっとさびしい。
 
 実はスタート時から雨の予報で、いっそ車で行こうか、という話にもなったのだが
「ここまで来たらいくしかないっしょ?」というバイク乗り魂で、そのまま出発したのである。
 倉渕村から、二度上峠を越えて軽井沢入りするも、寒い上に雨まで降ってきて、全身がびしょぬれである。しかも、長野県側の下り道で工事現場のバラスが突然現れ、もう少しで転倒するところであった。
 途中道を見失うも、動物的感覚を生かして、いつものマツタケ山に迷わずに到着。今年はマツタケの当たり年らしく、いかにも国産のマツタケが、おととしよりもふんだんに出てきたのはうれしかった。土瓶蒸し、てんぷら、そしてマツタケ鍋と豪華フルコースで5000円也。
 前回は手をつけてしまい、持ち帰れなかった定番の「マツタケご飯持ち帰り」もちゃんと計算に入れて食べた。だんだんこの店での要領が分かってきた感じだ(笑)。
 
 帰りも結局雨は止まず。国道18号で軽井沢へ、そのまま碓氷峠旧道を群馬県側に下る。私のバイクのタイヤは表面が硬化して滑りやすくなっており、しかも雨と落ち葉で、全くスピードが上がらない。まったく泣きたいほどの腰抜け運転でなんとか下りきった。
 それに比べて、サトミ様とY氏の速い事速い事…。恐れ入りました。
 サトミ様のハーレーは、かなり手が入ったカスタムで(写真参照)一見しただけでは「これハーレー?」と思うようなスタイルである。しかし、車重だけはしっかりとハーレーしており、勾配のある駐車場では、方向転換をするのにも辛い感じで、Y氏がしっかり手伝ってあげていたのが印象に残った。いつかはハーレー、などと考えてはいるが、私のような非力な人間では取り回しすら困難を極めるであろうと思わせられた。今後の体力づくりと資金つくりは、ハーレーオーナーへの道の大いなる障害となるであろう。


2008年11月3日(月)。文化の日を生かし、「ちゃんこ鍋ツアー」に出かけた。
 場所は長野県佐久市の「大鷲」というちゃんこ店。地元ではとても有名店らしく、けっこう行列の出来ることもあるらしい。ので、早めに着いて開店待ちしようという魂胆で出かけたのである。
 ちょうど紅葉もシーズン終わりの頃だったが、荒船山から内山峠の辺りではきれいな紅葉もみられ、気持ちのよいツーリングとなった。
 
 11時30頃、予定通り店に到着、一番のお客として店内へ。
 5人だが、結構量が多いと聞いていたので加減して注文、すると、こんな山盛りのすり鉢が・・・(笑)すごいボリュームである。味も、塩味味噌味などが選べるのだが、基本のしょうゆ味に決め、いざ、勝負!

 見た目、大味なものを想像していたが、実際は味付けもまろやかで、いくらでも食べられる気がするほど。うどんも注文し、さらに最後には具を引き上げて雑炊モードに。すると、女将さん自らテーブルに来てくれ、ちょうどいい所で溶き卵を投入して下さった。
 この雑炊がまた絶品!!魚や鶏肉から出た味が濃縮されて、それが卵のまろやかな味に包まれている。私はおなかが一杯だったのに、何度もおかわりしてしまった。

 満腹になったところで、出発。いつもの湯の丸温泉を抜けて帰ることに。
 上る途中、以前通ったときに気になっていた「チーズ専門店」を覗く。
 いろいろなチーズを自家製しているとかで、試食してみると確かに美味いチーズだ。家族のお土産に、といいながら自分のビールのつまみとして購入。さらに、満腹だったはずなのに、チーズソフトを食う始末(笑)。
 
 その後、山を一つ二つ越えると、タイヤの表面の硬化していた層が削り取られたのか、同じタイヤとは思えないくらい食いつきが良くなって、ワインディングが楽しめたのは意外だった。命を乗せているのだから、ケチらずにタイヤくらい交換すればよいのだが、サイズが異常なので交換する選択肢が少ないのだ。出来ればもう少しもってもらえるとうれしい。

 ということで、2008年秋冬のツーリングを、忘れないように駆け足でおさらいしてみた。
 2009年の初ツーリングは、1月12日、佐野厄除け&ラーメンツーリングである。乞うご期待。