2014年11月「初冬の伊豆下田ツーリング」の巻

今年も行きます「冬ツー」in伊豆。
11月23日(日)朝7時スタート。

今回の目的は、
「伊豆下田で開国の史跡めぐり」である。
もちろん、海の幸を食うことも忘れちゃいないがww

まずは新しく開通した圏央道を使って東名高速をめざし、
その後、厚木から小田原へ出て、ターンパイクで箱根に上るという前半である。
 冬ツー特有の寒さを予想していたのだが、気温がすごく高めで拍子抜け。
これは日中は暑いくらいになるかもな。
 装備は、新しく手にいれたウィンターグローブのみ更新。
 それ以外はいつもの冬用ゴアテックススーツ上下である。
 
 途中、八王子あたりの渋滞には巻き込まれそうになったが、無事に通過。
 あっという間に小田原である。
 ここから、有料道路「箱根MAZDAターンパイク」を一気に上る。
 車も割と少な目で、いい感じで走れる。これなら料金払ってもいいな。
 登り切った場所のレストハウスで、しばしコーヒータイム。

 駐車場からは「雪化粧」の富士山が顔を出す。なかなか絶景なり。
 クシタニのライダーズ・カフェがあるので利用したが、コーヒーがめっちゃ高い(爆)!
 ま、おしゃれな場所代だと思えば仕方ないか。

 昼飯を伊東市あたりで食うことを想定し、
 いよいよ箱根から熱海峠へ出て、伊豆スカイラインへ入る。

こちらは若干、車の交通量も多く、
なかなかペースを上げて走れなかったのは残念。
景色も良い快走路なのだがなあ。
ま、行楽日和となった連休だけに仕方なし。
のんびりと走行。
 途中のインターで有料道路を下り、伊東市方面へ。
 ここは国道の渋滞のメッカ。
 なんとか迂回したいと思い、ハトヤの先で川奈方面へ左折。
 すると、素敵な海辺の景色とともに、「海女の小屋」の看板が。
いいじゃないか。ここで昼飯としよう。

 いろいろあって迷うが、
 私は「アジのたたき丼」と「ふのりの味噌汁」を注文。
 来ました来ました、いい感じの丼が。
 さっそくいただき。いや、すでに伊豆を満喫しているな(笑)
 特に味噌汁が美味い。やはり海藻のダシが出ているのか。
 すっかり満足の昼飯であった。

 さて、再度バイクにまたがって海岸線からくねくねした市街の道へ入り、
 伊東市を通過したあたりで再度国道に合流。
 ここから先は大した渋滞もなく、下田までまっしぐらである。

 途中、白浜の美しい景色などを左手に眺めながら、
 いよいよ下田の市街地に入る。
 とりあえず、バイクを停めねばならないので、
 開国博物館?のある了仙寺に。
 ここは駐車場も無料で置けるし、ばっちりのロケーション。
 さっそく了仙寺を見学し、ついでに近くの長楽寺へ。

 ここは、日露条約の締結が行われた寺らしく、
 当時の使節が使った椅子(仏具を流用)や、
 唐人お吉にまつわる品物などを展示した宝物館が。
 昭和の香り漂う場所でしたが、最後まで丁寧に説明してくださったお寺のおばあちゃまに感謝。
 長生きしてほしいですな。

 寺の前にある小さな喫茶室でコーヒータイムを取り、
 石畳のペリーロードを散策。
 下田の市街をあちこち散歩しながら見て回る。
 
 なかなか雰囲気のある良い町であった。
 唐人お吉の記念館も入ったが、
 当時のアメリカ人と日本人の様子、
 幕末の志士の活躍ぶりなど、
 まさに興味のツボである展示に見入ってしまった。

 そうこうするうちに、夕方になり、
 そろそろ今夜の宿に移動しようかと。

 今夜は、下田の東にある須崎漁港にある「浜屋」さんに。 
 こういう小さい民宿の旅が、昔から好きでね。
 今回も、大きなところでなく、こじんまりした、民家のようなところ。
 丘の上にあり、
 バイクを港の駐車場に止めてから、荷物を担いで長い坂道を登って行く。
 確かに大変だが、こういう時間もなかなか乙なもの。

 宿について荷物を解き、
 夕食までの間に風呂に浸かって疲れをほぐす。

 
 夕食は地魚を中心にした、豪華なもの。
 さらに、それに「いけんだ味噌」の鍋。
 ※「池の壇」という地名からなまって着いたらしい。
   いやはや、どれも美味い。
 最後の鍋を完食できないくらい、
腹がいっぱいになってしまった。
 やはり、伊豆はいい。
 いつ来ても、なにか美味いものに巡り合えるのだ。

 ちょっと夕食に飲んだビールですぐに眠くなってしまい、気づけばすっかり寝てしまった。

 翌日は朝から風呂に入り、
 これまた「手前味噌」のおいしい味噌汁を腹いっぱい食べ、
 元気いっぱいで帰路のスタートである。

 せっかくここまできたので、
「浄蓮の滝」でも久しぶりに見ようということになり、
 河津まで北上して、そこから天城峠へ。
 できれば「旧天城トンネル」を見てみたかったのだが、
あまりに車の流れがよく、調子よく飛ばしているうちに通過したような…。無念じゃ。次回に。
 天城の道の駅でちょっと休憩。紅葉の写真と、生わさびのお土産を。

 やはり伊豆は暖かいのか、
この時期にやっと紅葉が見ごろを迎えるような感じであった。

 すぐに浄蓮の滝に到着。
 久しぶりにあの長い石段を下り、滝を見学。
 さすがに人が多かったが、
 滝の持つ神秘的な雰囲気は十分に堪能できた。
 そして…例によって好物の「ワサビ漬け」を購入!
 家について酒の肴にするのが楽しみだ。

 そこから北上し、再度、伊豆スカイラインへ。

 ここからさきは、来る時と逆ルートで。
 下りのターンパイクは車も少なく、
 みなすごい勢いで降りていくので、スリル満点であった。
 厚木道路のSAで昼飯に「相模豚」のカツカレーを食い、(これまた美味かった)
 予定通りに地元に戻ることが出来た。

 新しい道の開通で、これで伊豆まで一泊で十分走れることが体験できた。
今後、伊豆方面へのお出かけが増えるような予感がするoyoyoであった。(続く)