2012年11月「馬籠宿・松本ツアー」の巻

秋を感じたくて、信州・岐阜方面を旅しました。

支度は完全防備の冬支度。
軽井沢越えがあるから、これは必須です。
私はハンドルカバーにゴアテックスの上下。まさに冬山仕様ですな(笑)。
今回はBMW鈴木氏の要望で「馬籠宿」を目指すことに。地元からは350キロはある長丁場です。
高速に乗り、距離と時間を稼ぎます。
寒さと闘いながら
 ※軽井沢あたりでは気温4℃くらいだったらしい。
第一休憩地の梓川SAまで一気に走行。

周囲の山々はもはや晩秋の様相で、山の上の方には雪が積もっています。
2012年のツーリングも残りわずかとなってきましたなあ。などと言っているうちにSAに到着。
ここで1回目の給油をし、次の目的地である馬籠宿まで中央道を進みます。

日が高くなるにつれて、気温も上昇し、中津川ICから馬籠に向かうころにはかなり暖かくなりました。

馬籠宿は結構な人出です。
バイクを駐車場に止め、歩いて宿場の街並みへ。
私は○年前に修学旅行の引率で来て以来。
相変わらず渋い街並みです。
しばし、景色を楽しみながらのお散歩タイム。

昼近くなり、腹が空いたので、
名物の「栗おこわ」
を食べることにしました。


店には行列ができていましたが、
見ているとおこわでは無く、
そばを食っている人の方が多そう。

これならきっと回転も速いでしょう・・・などと言っているうちに順番がきて、予定通り栗おこわを食べました。

「蒸かしたて」でとても柔らかく(これではおこわでは無いな!)美味しかったです!

その後もしばらく散策し、
五平餅なども食いながら
しばし宿場の雰囲気を味わいました。

その後、バイクに戻り、峠を越えて隣の妻籠宿方面までバスに連れられてのんびり峠越え。
妻籠にはすぐに着きましたが、もういいかな?ってな感じでスル―。

 近くの橋のところにいい感じの紅葉があったので、
バイクを停めて撮影。
岐阜~木曽の秋の深まりを感じました。(続く)

馬籠・妻籠から国道19号に出て北上。

道沿いに、なかなか行けそうで行けなかった「寝覚ノ床」があります。
道から川までかなり下るところなので、
車で通ったりすることはあっても、止まったことはありませんでした。
今回、ちょっと時間があったので、河原まで降りてきました。
こんな景色のところですよ!

写真だとちょっとスケール感が出ないのですが、川に巨大な岩がごろごろしているような場所です!

結構岩が高くて迫力満点でした。

どうも「浦島太郎」が眠りから覚めた場所という伝説があるようです。
階段の上り下りで体力作りにもなりましたかな(笑)。

国道に戻り、しばらく北上した後、伊那に向かって361号(権兵衛街道)を東へ。

長いトンネルを抜けると、夕日に輝く遠い山並みが眼前に広がり、空には飛行機雲が伸びていきます。思わずバイクを停めて見入ってしまいました。

 遠くの山々の頂には、白く雪が積もっていました。もう冬はすぐそこです。

伊那で2度目のガソリン補給をし、
中央高速道に戻って一気に小淵沢ICまで進行。

このころには日も沈み、一気に気温が下がってきました。

宿に向かいます。今回の宿は、ちょっとファンシーなリゾート系。
「リゾナーレ小淵沢」です。
http://www.risonare.com/

バイクを駐車場に止め、
ライディングウェアで入るのがためらわれるような「おシャンティー」なフロントを通り、
メネット風の客室まで。

途中にはすでにクリスマス風味のイルミネーションがともされておりました。

まずはひと風呂浴びてから、
 ※これまたおしゃれな大浴場があり、とても気分良く入れます!
宿から1キロほど離れたところにある「但馬家幸之助」まで、徒歩で行くことにしました。
街灯もない暗闇の中を、満天の星空を見上げながらあるくのは、なかなかどうして風情がありました。
 ※しかし一回側溝にはまりました(爆)死ぬかと思った…。

この店、結構混雑する店らしいのですが、すぐに座れてラッキー。
炭火でチャンと焼く焼き肉なんてひっさしぶりのoyoyoです!ちょっとテンション高!
各種焼き肉やキムチ、キャベツ焼きなどを注文し、プレモルで乾杯!
キャベツ焼きの甘さや、肉の柔らかさに感動!!
しばらく「男の話題」で盛り上がりました(笑)。
どの肉も隣接する農場で育てられた牛だそうで、とても柔らかく美味しい肉ばかり。

一人頭5000円で腹いっぱい食べ、飲めました!

そのあとは、酔い覚ましにまた歩きで宿まで戻りました。
満天の星を眺めながら歩いていると、
日常生活のあれやこれやなどは忘れてしまいそうになりますな。

さて、まだまだ寝るには時間がありますよ!!

せっかくいい部屋に泊るので、のんびり読書でもしたいなあ!ということで…

 ホテル内の本屋(があるのよ!)で本を2冊買い込み、

※重松清「ロングロングアゴー」とヘルマン・ヘッセ「車輪の下」(爆)。

 ついでに買ったチーズをかじりながら、2時間程度読書しました。

 12時ごろ、ついに眠くなったので就寝。おやすみなさいませ…。

 
 翌朝は7時過ぎに起床。久しぶりにたっぷり眠りました(笑)!
 ここん所風呂ばっかりで寝ていたからなあ!!

 シャワーを浴びたら、朝食バイキングへ行きましょう。


新鮮野菜やパン、八ヶ岳高原牛乳など、美味しいもののオンパレード!!
胃袋が3~4つ欲しいです(笑)。

腹いっぱい食べましたです!

その後、
お土産にバームクーヘンやコーヒー豆を買い、
10時前にホテルを出発。
いよいよすっきん氏が行ったことが無いという、「松本」へ向かいます。

10時頃、宿を出発。

天気も曇りから晴れになり、風は若干強いですが走りやすい気候です。

小淵沢から高速に乗り、中央道・信越道分岐を北上。

途中諏訪湖SAで休憩しながら景色を眺め、
宿場が残る町並みがあるというで、
塩尻ICで一般道へ。

期待しながら行ってみましたが、さほどの風景ではなく、車の往来も多い。
仕方がないので、止まるのはやめて、すぐに19号で松本へ向かいました。

何年振りか忘れるくらい久しぶりの松本城。
昔はとてもここが好きで(高速道路ができるずっと前ですね!)
三才山トンネルを越えてなんども通ったものです。



向こうのアルプスの山並みは雪化粧し、手前には紅葉の山々。
澄んだ青空に、黒い「烏城」の雄姿。しばし見入ってしまいました。

城の中も天主まで登ってしっかり見学しました!

さて、時間も昼になります。松本の街中をうろうろしながら、昼飯の場所探し。

ちょっと大通りから裏道へ入ったら、こんな懐かしいような街並みがありました!

結構、大正・昭和の雰囲気あふれる街並みが残ってるんですね!
時間があったらもっとのんびりあるってみたいです。

さて、肝心のひるめしです。
初めは「そば」でも、と思いましたが、結局止めて、居酒屋のランチで!
この「山賊焼きカレー」、800円でこのボリュームです!
竜田揚げが多すぎて食い切れません!!コーヒーもついてこの値段はグッド。
ついでにノン・アルコールビアで乾杯しときました(笑)。

腹ごなしに散歩しながら松本城に戻り、
バイクにまたがっていよいよ群馬へ帰還です。

高速は使わず、懐かしい三才山トンネルへ。

私にとっては「懐かしい」ですが、
初めて通るすっきん氏は「さびれた雰囲気がこわい」と言ってました(笑)。




上田方面に抜け、時間がちょっと余ったので、
道沿いにある「海野宿」で寄り道することに。

 ここの神社は、「木曽義仲」が挙兵した場所として知られています。
 わたしゃてっきり「木曽」で挙兵したのだとばかり思ってました。
 名前にだまされちゃいけないってことですな。

 ここも、昔はよく来ましたが、最近はしっかり整備され、駐車場もでき、
 民家ばかりだった街並みにはいくつか御土産店もできていました。

 午後4時過ぎに高速に戻り、帰宅は午後5時半ごろでした。
 なかなか充実のツーリングでした。

 
次回は…1月あたりの「寒中ツーリング」になるかな?
昨年は高尾山まで行きましたが、
2013年の初走りはどうなることやら。
 でも、
ピリッと冷えた空気の中を切り裂く
「極寒ツーリング」もなかなか乙なものだよと、
言えるようになった「大人」の(ゴアテックス&ウィンドストッパー頼み 笑)
のoyoyoでした(笑)。