2012年8月その2「古川・高山・白川郷ツーリング」の巻


 2012年8月15日、朝6:30集合。
 昨夜までの大雨は行ったん止んで、なんとか出発できそうな感じです。
 スッキン氏といつものコンビニで落ちあい、とにかくまあ出発するしかあるめえ、ということで高速道へ。
 上信越道で松本まで進行します。

 途中、軽井沢手前で霧が本格的に雨に変わり、仕方なくカッパを着用。
あっつい時のカッパは嫌ですよね

 峠を越えて長野側にでたら、いきなり雨がやんで青空が見えていました。
 すぐにカッパを脱ぎ、姥捨SAまで。
 ここは高台にあって、景色がいいので大好きなSAです。
 朝食を食っていないので、レストランでそばを食いました。う~ん、朝から贅沢です。
 松本ICで高速を降り、上高地方面に国道を進みます。
 車は少なくはないですが、流れは順調。あっという間に高度を上げていきます。
 途中でまた雨が降り出し、路肩でカッパに。どうも今日は天候不順ですね。
 

 上高地の入り口を通過し、高山方面と奥飛騨方面の別れ道へ。
 せっかくなので、奥飛騨から南下するルートを選択し、いったん北西に向かいます。
 奥飛騨では温泉に入れたなあ・・・と野望を抱いていましたが、あいにく時間も早すぎてアウト。まあ、仕方なし。次回に持ち越し。
 そのまま、あの「スーパーカミオカンデ」で有名な神岡を過ぎ、古い街並みで有名(らしい)な古川に向かいます。

 市役所の駐車場が無料開放されていたのでそこにバイクを停め、ここからは徒歩にて散策。

 なんでも、奈良などの寺社仏閣を建てた名工たちが住んでいた街らしく、どの建物にも意匠が凝らしてあり、しかも、堂々たる風格の土蔵やこんな建物ばかり。
 なんだかタイムスリップしたかのような街並みです。
 そして、なぜ見覚えがあるのだろう?と記憶の糸をたどっていったら…そうです、NHKの「家族に乾杯!」で、森山直太朗が鶴瓶といっしょに訪れていた街でした!

 この酒蔵なんか「重要文化財」扱いですよ。
 すごいですね。
まさに「穴場」的。きっとこれから有名になるだろうな。
 他にも、こんな狭い町の中に大きな寺が三つもあるし、通りによって「明治」「大正」「昭和」の違った味わいの通りが楽しめるという、まさにすごいところだったのです。

 そばで有名な店があると聞き、昼そこで食べようと思いましたが、待った挙句に「売り切れ」(笑)。
 しょうがないので、別の店でそばを食いました。

 おなかがいっぱいになり、
「うまいコーヒーが飲みたいねえ」
と、いつもの
定番の行動に(笑)。
 市役所のところでもらった地図によると、用水路沿いの方角に喫茶店があるらしい。
 のんびり歩いてそっちへ向かいます。
ちょっと歩くと、その店に到着。
珍しい暖簾(のれん)が…思わず写真に。
 
「コーヒー」と「カレーライス」??
 ?マークのまま店に入ると、
 香ばしいカレーの香りが充満。
 ・・・これ、喰わないで帰れますかね??

 ・・・ということで、さっき食ったばっかりなのに、カレーを注文(爆)!
 スッキンいわく、
 
「おれはカレーとコーヒーが合うということをもうずっと何年も前から主張してきた。
 しかし、なかなか両方美味い店には出会えなかった。
 とうとう理想の店を発見した。」

 のだそうな!
 たしかに、コーヒーはとても優しいクリーミーなほどの味で、
 カレーとの絶妙なコンビネーションはたまりませんね。
 店の中の雰囲気も大変良くて、
 この店に来るためだけにでも、
 また古川に来たくなるような気がしました。

 さて、本当に満腹です。
 腹ごなしに歩かないと!

 今度は用水沿いの土蔵の風景を見ながら戻ります。

 石畳と、白壁の土蔵。
 そして、柳。
 用水には、錦鯉が泳いでいます。
 ところどころに風流な灯篭が。

 なんだか、心がいやされる景色です。
 スッキン氏もだいぶ気に入ったらしく、
 鯉のえさを買って餌づけまでしていました(笑)。

 道端には湧水まであります。
 その名も
「恋の水」
 私もスッキンも、
 恋が叶うように呑んでおきました。
 とっても美味い水で、甘かったです。
 きっとさっきのコーヒーも、こんな湧水で入れていたのではないかな?そんな気がしました。

 なんだか時間が許す限り長居したくなる街でしたが、なにしろ今日は高山市のホテルに宿泊のため、後ろ髪引かれながら午後4時過ぎに古川を後にしました。

 いやあ、絶対ここは人気スポットになりますよ。
 皆さんにも、混雑する前におとずれることをお勧めしておきます。

 国道で高山に向かい、
 あっけなくホテルを発見。
 バイクを屋根のあるホテルの正面に止めさせてくれたのがありがたかったです。
 外国系のホテルだと思いますが、
 部屋も清潔で、(トイレとバスはガラス張り 笑)
 とても好感がもてました。
 さっそく館内の「SPA」へ行きましたが、まだ空いているうえに、ハーブの香りのするミストサウナまで完備され、なんだかとっても贅沢な気持ちになりました。

 汗を流した後は、街へ出ましょう。
 飛騨牛の専門店などは値段が私たち庶民感覚とは明らかにずれているので止め。
 私たちは庶民派の居酒屋を目指しました。
 そこで、ほうば味噌や、地元の食材、牛筋煮込みなどを満喫。みんな美味かったです。
 締めには「高山名物中華そば」まで食し、なんだか大満足の一日でした。

 これですっきり眠れます。おやすみなさい…
 (と言いたいところだが、夜中に目が覚めてそれからだいぶ眠れませんでした 笑)

 2日目です。
 まずは高山と言ったら朝市でしょう。
 朝飯を食う前に散歩がてら宮川の朝市へ出かけました。
 まあ、定番の農産物などが中心ですが、
 この「プリン」などのようにちょっと珍しいものも売ってます。
 これは「青空レストラン」でも紹介されたらしい限定50食プリン。
 食べてみましたが、なかなかどうして美味かったですよ!
 そして、その後ろの牛乳(昨日の古川産)も激ウマでした!!
 教師を止めて放浪していたという若い男が、
 その人の顔を見てインスピレーションで字を書く、というのもおもしろそうでした。
 私は米と、紙風船と言うよくわからない組み合わせのお土産を買い…。
 しかし、昨日の古川と比べると、
 若干
「観光化」されすぎている感がありますね。
 外国人目当てのようなベタなお土産とかも多いし。

 ホテルに戻ってバイキング形式の朝食を食べ、
 チェックアウトしてバイクで再度市内へ。
 コンビニ前にバイクをちょっと置かせてもらって(笑)、
 あるって見ましたが、まあ、昨日の感動には勝てず。

 小一時間いたところで高山を後にし、
 中部縦貫道で白川郷を目指します。
 この道ができる前は白川郷はすごく不便なところにあるような気がしましたが、
 実際はトンネルまたトンネルの高速道であっという間についてしまいました。
 ※でも、あんまりトンネルなので、帰りは同じ道を通りたくなくなるかもです(笑)。

 便利になった分、観光客も多く、車が渋滞していました。
 バイクは駐車スペースが別なので、さっさと入れてもらえてラッキーでした。

 私は二度目の訪問なのですが、以前よりも格段に便利に、そして、人が多くなりましたね!
 そして何より…
「暑いっす!!」
 地形のせいか、時間帯のせいか、
 もう解けそうなくらい暑い日差しが照りつけています。

 これはたまらん!
 ということで、とっとと飯でも食ってしまおう、
 ということに。

 歩いていると、茅葺の店に「カレー&コーヒー」の文字。あれ?どこかで見た記憶が…。

 その文字に誘われてはいると、なかなか雰囲気の良いお店でした。
 カレー&コーヒー&ぜんざいセットを注文。
 コーヒーカップは自分で選んでください、というので、カウンターにぶら下がった中から気に入ったカップを選択。これって客の美的センスを問われているんですかね??(笑)

 カレーもぜんざいもコーヒーもとてもおいしゅうございました。

 帰りは、(前述通り)同じ道では詰まらんということで、高速を富山方面に北上し、新潟経由で帰ることにしました。

 この高速がすごい温度で、
 走りながら熱中症になりそうな勢いでした。
 たまらず、1時間ごとにきっちり給水休憩を取りながら、のんびり走ることにしました。

 結局、群馬には午後7時過ぎに着きました。
 合計800キロ近く走った、けっこうなロングツーリングになりましたが、
 今回も旨いものやきれいな街並みにたくさん出会えたのがうれしかったです。

次回企画は秋かな?
また頑張って働いて、良いツーリングを企画したいと思います!!