2011年11月その1「ぐるり奥秩父・中津峡」の巻

11月3日(木)。そう、「文化の日(祝)」である。
今月は仕事が山積み。
しかし、予報によればめったにないほど暖かい11月の休日だそうな。
こうなると、仕事と遊びを両立しなければ
oyoyoがすたるってものである(笑)。

前日の夜のニュースで「埼玉の中津峡では紅葉が見ごろで…云々」と言っていたのを思い出す。
中津渓谷か。いつもは山梨行きの途中、横目で通りすぎるあそこだなあ・・・。
秩父なら、半日ツーリングにはちょうど良い距離・・・。
・・・ということで、誘惑に負け、仕事はいったんお休みにして
夕方まで自由時間に(爆)。
※もし勤務日だとしたら、どっちみち夕方までは自分仕事はできないんだからおんなじでしょ?
10時過ぎに家を出て、いつもの道で秩父に向かう。
途中小雨に降られたが、天気予報を信じて合羽の持参はなし。そのまま進むのみ。
秩父市内で若干渋滞にあうものの、その後は順調に140号を進む。
ループ橋を越え、トンネルをいくつか抜けたところで右折。
ここから先が紅葉の名所、中津峡である。
気温は予報よりも若干低い15℃。程度まあ、しのげない寒さではない。

 曲がった途端に中津川の渓谷が左手に見え、途中で橋を渡ると今度は右側に。
その背後の山々はこのように色づき始めていた。

 どこかで写真でも、と考えながら走っていると、右手に小さな売店のようなものを発見。
 トイレついでに駐車し、ちょっと覗いてみる。
 すると、売店の前にはヤマメやイワナの塩焼きに、
「うどん入りイノシシ鍋」の文字が(笑)。
 ちょっと肌寒いくらいの道を走ってきたので、迷わず注文。さっそく腹の中から温めることができた。
 イノシシの肉とおぼしきものがたくさん入っていて美味。具にはこんにゃくや大根、サトイモなどがごろごろ入っていて、結構良心的。 ちょっとした昼飯になった。600円ナリ。
 

 さて、さらにこの道を進んでいくと、だんだん山深くに入って行く。
 左右には断崖絶壁の山々が見えてくる。豪快な風景である。初めて来たが、意外や迫力のある風景を眺めることができた。
 
 そのまま道を北上し、群馬方面に進むと、右手に曲がるT字路がある。
 そこを右折し、かなり舗装路面の荒れた林道をどんどん登って行く。
 すると、いかにも「手で掘りました」みたいな感じのトンネル…というより隧道?をくぐる。そのあたりが「ニッチツ鉱山」という場所らしい。

 「廃墟マニア」には有名な場所らしいが、こちとらそんな人様の所有地に勝手に入って写真を撮りまくるような行為はできない身の上である(笑)。そんな予備知識もなしにいきなりその「聖地」に踏み込んでしまったため、若干の戸惑いを感じた。
 
 確かに、木造の廃屋があちこちに見えるし、カメラ片手の若い「その道の人」が数人うろついているところを見ると、最近はかなり有名になってるのかもしれない。

せっかくなので、現在も使われていると思われる木造の

簡易郵便局の前で記念撮影をしてみた。(笑)

















 
ここから先は、
「一度止まったらもう発進できません」
的な勾配の林道が続く。
しかし、自転車で登っている人や、
登山客の車とおぼしき路肩駐車の車も多く、
こんな山奥でこの人手にちょっと驚きである。
八丁峠の頂上あたりにちょっと長めのトンネルがあり、
それを抜けると一気に群馬県側の眺望が開ける。
ここが金山志賀坂林道だそうな。
オフ車ででもくれば楽しめるだろうが
路面には石がごろっとしていたりするので、
ボンネビル君では慎重な下り坂である。
好い景色を眺めながら急坂を下ると、国道299に合流し、
こを左折で万場町に突入である。

ここまでくればもう地元も同然。
藤岡方面に快適な国道の旅…と思ったが、工事個所が多く、ストップ&ゴーの連続であった(笑)。

最後に、寒桜山の花の状況を見に行くと、今三分咲きであった。
今月の末には満開を迎えるだろう。
来られたらぜひ来て見たいものだ。が、寒いだろうなあ(爆)。

そんなこんなで、合計190キロ程度の「ちょいのり」紅葉ツーリングであった。
ああ、これですっきりストレス発散したからには、
この後のお仕事に集中できるに違いない!

・・・そう自分にいい聞かせるoyoyoであった・・・。