2009年 3月「モリワキワンピース投入」の巻
 
 つい勢いで買ってしまった、モリワキワンピース。
 送料無料で定価よりだいぶ安かったことと、AARSのY氏と話をしていた中で出た
「やっぱりバイクはサウンドでしょ?」という言葉がきっかけである。
 確かに、私のようにほとんどの道を制限速度を遵守して走っているようなライダーにとっては、速さは二の次。まずは巡航速度でのエンジンサウンドはツーリング時の非常に重要な要素だと思う。
 純正の四本だしマフラーの低音サウンドも捨てがたいのだが、いよいよ3年目に突入したCB君にもちょっと変化が欲しい時期にさしかかっていた。ま、それほど高価なものでなし。気に入らなければ純正戻しすればいいや、と、軽い気持ちで入手したのだ。それに、純正マフラーの重量の約4分の1にまで軽量化が図れるというのも捨てがたい魅力である。15キロ以上軽くなれば、まるで違うバイクのように感じるに違いない。

 マフラーが届くとさっそく作業してみた。本来は新品のガスケットを購入してからやろうと思ったのだが、つい我慢できずに使用済みのガスケットをそのまま流用である。漏れたらすぐに変えねばなるまいが、数少ない休みの日を無駄にできないのである(笑)。

 まずは、純正4本を取り外す。ことのほかフランジナットがゆるゆるに留められていたので、あっけなく取り外すことができた。それにしても重い。左右の2本ずつが合体しているのだが、ずっしりと重い。それに比べてモリワキは、片手でらくらく持ち上がる。これが「音の軽さ」を演出するのだろうか。
 取り外した純正マフラーを綺麗に磨き、家の屋根裏部屋に収納した。車検時に必要となるであろうし、来年はまた純正に戻すのも悪くない。参勤交代制で使えば、かえって長持ちするかも(爆)しれない。

 次はモリワキ取り付けである。
 まずは、フランジを通し、割りカラーを紙テープで固定する。
 これで作業性が増すというわけであろう。そして、サイレンサー部分を持ち上げ、純正と同じ位置のステーをドライバーの軸で半固定。これで、落ちる心配が無いのである。
 前の取り付けは、慎重に行う。が、やはりすばらしい出来で、エキパイはまったく調整いらずで所定の位置に収まった。
 それにしてもこのすす・・・まったくたまりにたまっている。
 あまり吹かして乗っていないせいだろうか。黒い雪のように厚く積もったすすを、とりあえず手の届く範囲で除去。その後、モリワキのエキパイをあてがい、フランジを少しずつナットで締めて行く。

 ある程度締めたところで、エンジンを試運転。やはり、排気漏れが起きている。ほとんど全部からぶぶぶぶぶぶぶ、と排気をもらしている音が聞こえてくる。
 そこで、フランジナットを増し締めしていく。少しずつ様子を見ながら締めていくと、ほほ漏れは収まったようである。
 最後に、サイレンサー部分のドライバーを抜き取り、純正のボルトナットで固定。たった30分程度で完成である。
 肝心の音はどうなったかというと、こんな感じである。
 いかにも
「集合管でーす」といった感じか(笑)。
しかし、五月蝿すぎもしないし、私的には「回ってマース」感があって気に入った。
 早速試運転でもしようと思っていたら、お休みのY氏から「ラーメンでも食いに行きませんか」とのお誘い。安中のラーメンショップまで出発である。
 走って見ると、やはり回転の上がり方がスムーズで、ついつい高回転までまわしてしまう。う〜ん、これはたまりません。しかし、音的には5000回転あたりの音が一番好きな感じなので、巡航には最適かも。
 逆に。キャブのセッティングがやや必要のようで、発進時にもたつくことも数回。アイドリングを調整するか、ちょっと回転を上げ目にして発進するのがよろしいようで。

 ちょっと山道の方まで足を伸ばしてみると、今度は車重の軽さが際立って感じられる。そりゃあ、15キロからの錘を取り外したのだから当然だが、まるで別のバイクのようにくるくる曲がる。マフラーが無い分精神的にも開放されて?バンク角もやや深めにいけるのが楽しい。

 というわけで、イメチェンしたCBfour君。
 今年のツーリング計画は4月末の連休からスタートの予定であるが、富士方面や、水上方面(定額給付金ツアー計画中)など、面白そうな計画が山盛りである。今年度も、愛車CBとともに
「風を感じたい」(死語)と思うoyoyoであった。