2009年 5月定額給付金で行く新潟美食ツアー」の巻
 
 2009年のGW。 前半2日は風邪にてダウン。
しかし、4・5日に計画されていた「新潟うまいものツアー」には間に合わせるという、
「驚異の回復力」を発揮したoyoyoである。
 4日、朝8時に集合。
 メンバーはAARSの面々4台。Y氏のW650、S氏のBMW、スッキンSR400、そして私である。
 今回の目的は、
「定額給付金」を利用し、一泊して美味い酒と美味い食べ物を堪能しようというツーリングである。コースは、ETC割引渋滞の高速道路を使わずに、一般道で新潟へ。帰りは海沿いを走って長野経由で帰ってくるというものである。
 予報では曇り/雨のはずだったが、走り出してみると天気はそれほど悪くは無い。服装は春先の支度でちょうど良いようだ。早速国道17号を通り、三国峠を越える。車も多くなく、ほどほどのペースで進行。
 途中、小腹が空いてきたあたりで「へぎそば」の看板を発見。ちょっと早いが停まってみた。
 
 国道沿いにある「中野屋」というそば店。
 へぎそばというのは、長野や新潟の山間の方には結構見受けられるそばで、つなぎに「ふのり」を使っているのが特徴らしい。写真の通り、ちょっと普通のそばよりも緑がかっているのだ。そばの香りでは長野の「草笛」辺りには敵わないものの、のど越しはつるっとしていて食べやすく、だしは薄味のカツオの効いただしである。この写真は3人前2000円。スッキンと私で半分ずつ食べた。Y氏とS氏は各自2人前食べていらっしゃったのはさすが!

 さて、昼もすんだところでさらに前進。しかし、新潟県はでかい!なかなか目的地に着かないのである。本当は早く着いたら海辺を・・・なんて思っていたが、いつの間にかそんなゆとりはなくなってきた。
 途中、数年前の「中越地震」の震源地辺りを通過。
 あの時は群馬でも「家が壊れるのではないか」と思うくらいゆれたものだが、いまでも道路沿いの電柱がまっすぐに立っているものが少ないくらいで、平衡感覚まで狂いそうである。川沿いには、あのがけ崩れに巻き込まれて亡くなった方の現場も見える。助かった男の子も今では小学生くらいになったのだろうか。
 道の駅で、スッキンのSRのステップをとめているホルダーの袋ナットが一つ、なくなっていることが判明。危ないので大事を取ってホームセンターに寄り道。M8のねじを探すが、どれも頭の大きさが13ミリの、いわゆる「ISO」ねじばかりだ。本当は12mmが欲しいのだが、仕方なく13ミリのレンチとともに購入したスッキン、応急処置完了。実はこのあと、いろいろなトラブルがわれわれを襲う前触れであったのか・・・。

 新潟市内に入ったのは午後4時を過ぎており、海沿いを走るのは次の日に譲り、ホテルにチェックインすることにした。新潟駅前の便利なビジネスホテルである。食費や宿泊費を「定額給付金以内」に押さえるための工夫である(笑)。ま、寝るだけだからこれでいいのだ。窓からは新潟駅が良く見える。

 シャワーを浴びてしばらく休んだ後、みんなで散歩に出かけることに。有名な「萬代橋」でも見ながら、酒と肴が美味そうな店を探そうという魂胆である。
 怪しいレインボーカラーのタワーなどを見ながら歩くこと10分程度、その有名な橋にたどり着いた。1929年に作られた橋とは思えないほど綺麗であったが、これは2004年に補修工事されたらしい。ちょうど日没時刻と重なったため、綺麗な景色を見ることができて満足であった。

 さて、橋に別れを告げて、いよいよ今夜の飯の心配をしないと。
 スッキン情報によると、「世界寿司」という名前のすし屋があるらしいのだが・・・。
交番のおまわりさんにきいても場所が分からず、やたら遠いのはいやだなあ・・・ということで、とりあえず駅前の飲み屋街方面へ戻ることに。
 途中、串焼き屋のような店を見つけたが、入ってみると「満員」とな。連休の中日で、しかもちょっと安いような店はこのような状態なのだろう。さっき橋を見に行く前に見かけた小さな郷土料理の店がどうも気に入った様子のY氏。
「のどぐろ」(飴の名前ではない 笑)の刺身が食べられるらしい。混む前に戻ろうということで、その店を探し出し、なんとか席を手に入れた。

店の名前は「越後八州」。
まず、のど黒の刺身と焼き物を注文。刺身は表面をあぶった状態で出てくる。たいへん脂がのっていながら、同時に上品な味でもある。これはまさに「高級魚」にふさわしい味だ。焼き物も、これまた脂がのっていながらしつこくないのだ。普通脂の乗った魚が冷めたりするととたんに生臭くなったりするものだが、のど黒はそういうことも無く、最後まで食すことができる。美味い。
せっかくなので、どんどん名物料理を注文。女がに(松葉ガニだろう)、甘エビ、車えびの塩焼き、ふぐの白子焼き・・・酒も日本酒に変えて。私は一番甘口だった「湊屋藤助」が気に入った。
合席した常連と思われるご家族にいろいろ教えていただきながら、最後の「のど黒のあら汁」で締め。
すっかりおなかも心も満足した一行であった。

これで一日目は無事終了。明日も頑張って走りましょう。


5日。天気予報は良い方に外れ、朝から青空も覗いている。
朝7時にレストランで軽い朝食を済ませ、8時に行動開始。予定通りだ。
まず、新潟市内を離れて海を目指す。
 弥彦方面に「シーサイドライン」を発見。ここを走ることに。
 
 海岸線はいくつかの海水浴場をつないでずっと続いており、途中には岩などの織り成す景勝地もあるいいルートである。この道を柏崎まで南下することにした。
まだ海のシーズンでは無いので静かなものだ。車の量もそれほど多くなく、右手に海を見ながら快適なスピードで走ることができた。
 寺泊で休憩した際、Y氏のバイクの後輪に釘を発見。心配なので最寄のGSで引き抜き、様子を見たが空気が抜けていく様子は無いと判断し、そのまま走行することにした。
 柏崎を抜け、上越に入る頃にちょうどおなかが空いてきた。昨日の和食とは打って変わって、ラーメンでも食おうということで、ラーメンショップで昼食。Y氏は、しきりにフェンダーを気にしていた。なにか緩んで振動している感じがするらしい。これがあとで大きなことに・・・。
 
 味は濃いが後味はわりとすっきりの味噌ラーメンを食し、いよいよ国道18号に。ラストの数時間である。
 途中、黒姫・野反湖付近ですこしパラパラッときたものの、合羽は必要なし。天気には恵まれたツーリングの最終区間である。
 国道18号も、それほど交通量も多くなく、適度なスピードで走れた。まだ桜が咲いているところもあり、山国の遅い春を感じながらのクルージングである。
 長野手前で左に折れ、途中で喫茶店休憩。中野町のコじゃれた店でコーヒーをいただく。こういうゆとりがうれしいのである。
 さて、菅平に上りそこから長野原方面に。いよいよ群馬県に帰ってきた。しかし、急激に気温が下がり始める。山頂は12℃程度。昼間はずっと24〜5℃だったので体にこたえそうである。
 山頂付近で先行していたY氏、S氏の姿が見えなくなり、きっと先に居ているのだろうと思い、どんどん下っていくが、行けども行けども2人と出会えず。これははぐれたか?と思い、嬬恋のコンビニで停まり、連絡を待つ。すると、5分後に2人がやってきた。どうもわれわれが通った道がショートカット・コースになっていて、二人はその先の分かれ道で待っていてくださったらしい。面目ない。

 さらに国道をどんどん下って、中之条町の交差点手前まで来たとき、突然Y氏のW650がスローダウン。停まって聞いてみると、フロントブレーキがスカスカだとのこと。よーくキャリパーを見たら、なんとキャリパーを固定するボルトのうち1本が無くなり、ブラブラになっていたのだった。
 ボルトが振動か何かで緩んでしまったのだろうが、ディスクから外れたところでブレーキングしたため、キャリパーが完全に押し付けあったところで止まってしまい、戻そうにも工具がない。
 近くのガソリンスタンドまでノンブレーキでたどり着き、パッドをこじって隙間を開け、適当なボルトでキャリパーを固定しなおして、応急処置をしていただいた。

 もしこれが、スピードの出ているくだりのカーブで起きていたら・・・間違いなく事故につながっていたであろうトラブルである。考えただけでも肝が冷える。きっと、上越でフェンダーが揺れているとY氏が感じたのは、実はこのキャリパーボルトが緩んでいたせいではないだろうか。

 楽しいツーリングの中にも、点検の重要性を思い知らされたいい経験になった。
 次回はいつか未定であるが、さらに安全なツーリングを心がけたいと思う。