2006年8月その2 「ライブ終わる・・・」 

 この夏最大のイベントが終わった。
 
 この手の企画は得意なほうなのだが、いかんせんはじめての場所なので当日までハラハラドキドキであった。しかし何とか最後まで予定通りに終えることが出来たので、「成功」したとしておこうではないか。ここに記録を兼ねて報告しよう。
 
 会場は県庁内の
カフェG-FACE。この日の入場者は出演者含めると67名。このハコとしてはかなりいい感じの満員加減だ。演奏の前に食事をしていただく。午後5時半、たまたま来ていた私の教え子の「いただきます」の号令でスタート。
 しかし出演者たちは緊張から?あるいは色々の準備のために十分食べることすら出来なかっただろう。かく言うわたしもほとんど食べなかった。

 楽屋では、楽器のチューニングや精神集中?などが行われていた。アコギグループ、サマンサホッチさんたちは自分が使用するギターをスタンドに並べて展示(?)中。ギブソンやヤイリなどが並んだ風景は
さながら高級楽器店である。自分の楽器に帽子をかぶせて手をかけているのがグループ内では「師匠」と呼ばれているMPS松本氏。実にユニークな方だ。

 午後6時半。食事も一段落し、デザートが出たのを見届けて、はじめの出演者「スパッツ」の演奏スタート。
 3月のライブから数えて5ヶ月ぶりのステージ。今回はサイドギターに走助君を加えての新しいラインナップ。リーダーのいつもながら落ち着きはらったリードギターに、走助君のアグレッシブなストロークが絡む。これはかなりいい感じである。ドラムのファンキー後閑氏もステディーなドラミングでみんなを纏め上げる。今回はさらにキーボードにわが妹にも参加してもらったので、音に厚みがでた。私のことといえば、自分にベースの音が聞こえにくい状態で演奏したので(モニターの返しもないし、アンプ自体がはるか彼方に置いてあった)上手く弾けたとは言いがたいなあ。でも前回のライブよりも歌の面では向上したと思う。声は良くはないが4曲目辺りからはだいぶ抜けて出るようになっていた。
 全体としては合格点のライブであった。そしてイベントのスタートを程よいまったり感で切れたと思う。
曲目)@ミカンズのテーマ。A青い車 BスカーレットCハネモノ Dホタル E愛のしるし F猫になりたい Gロビンソン H放浪カモメはどこまでも 
I夢追い虫 

 次はアコギグループ、「サマンサホッチ」。5人組で入れ替わりながらの演奏である。人前で歌うのはこれが初めてという割には、すごく落ち着いたいい演奏だった。女性2人の「ひまわりの歌」はハモリがきれい。やはり女性ボーカルはいいものだ。女性と男性のデュオでの「ビデオテープ」は力強く聴かせた。3曲目ではアルペジオ中心での福山「ミルクティー」。師匠・松本がソロパートを渋く決める。最後の曲は5人全員で「ともだちの歌」。今までの練習の成果を全て出し切る勢いのある演奏であった。
 きっとこれでライブの魅力に取り付かれたはず。また次回も参加してくれることだろう。

 最後のバンドはビートルズ・トリビュート・バンドである「ザ・メタボリック王子」。3月には「ザ・粉飾決算ズ」という名前だったが、メンバーが変わったので名前も変更。自分たちの現状に合わせた名前である。(笑)新参加のジョージ田島は、66年型リッケン360をAC30でうならせる。どのソロもつぼを押さえており、
「ビートルズが大好きだ」というのがわかる演奏だった。今後が楽しみである。ジョン原田はいつも通りのシャウトと、バラードでの声のよさをいかんなく発揮。またメタボリック話で会場を笑いの渦に巻き込んだ。ドラムのリンゴ長谷川は、多忙ゆえに練習には一回しか参加していないにも関わらず、全ての曲の構成と雰囲気を完璧にマスター。「歌うドラミング」で曲を盛り上げた。キーボードにはまた妹が参加し、レット・イット・ビーをじっくりと聴かせてくれた。ベースの私は、このとき既に酔っ払っていたため、動きまくり叫びまくりで、ブレずに写っている写真がないほどである(笑)。しかし、すばらしいメンバーで演奏できた満足感でかなり上機嫌で歌っていたはずだ。演奏のほうもかなり良かったのではないかと自負している。
曲目)@I Saw Her Standing There AAll My Loving BLove CAnd I Love Her DCan't Buy Me LoveE(I got my mind)Set On You FLet It Be GGet Back(客席リクエスト)HSlow DownIYesterday(アンコール・リクエスト)
あっという間の3時間半であったが、充実した1日でもあった。是非次回企画も考えていきたいと思う。


2007年3月 「春のバンド祭りVol.2」 の巻

 昨年に引き続き、今年も3月にライブを主催することに。
 昨年は、
「卒業ライブ」という大義名分がありましたが、今年は現役学生のバンドが無く、そういう題名をつけることも出来ない。ということで、「山崎春のパン祭り」からお題を頂戴し、
「春のバンド祭り〜超芳醇〜」ということで。
 まず、オープニンアクトはホストバンドであるスパッツから。
 「チェリー」と「愛のしるし」で、ご来場の皆様にご挨拶。今までこのようなパターンではやったことが無かったのですが、リラックスムードのステージはなかなか快適。しかも、予想をはるかに上回るお客様の数。この時点で受付通過チケットは95枚を超えており、中には会場内に入れないお客様も。(すいませんでした…)
 一番手は、
「ザ・リヴァプールズ」さん。
 地元のビートルズ・コピー・バンドです。
 ドラムの方のしゃべりといい、次々と繰り出されるビートルズのヒット曲の数々。息をもつかせぬステージで、満員のお客様方をあっといわせていただきました。しかも、ちゃんとビートルズかつらまでかぶるこだわりよう。最高です!
 ビートルズ初期の曲を中心に、約50分のステージをこなしていただきました。今後ともよろしくお願いいたします!!

 二番手は
「ザ・メタボリックス」(笑)
 私の所属するバンドです。
 昨年の8月コンサートの時から加入した、ジョージ田島氏の本格デビューとなる今回、記念に選曲は田島氏に一任。
 すると彼は、今まで演奏したかった曲リストを我々に提示。そこには、我々の想像を絶する曲名がずらすと並んでいたのです。
DriveMyCar,
HeyBulldog、
SheSaidSheSaid、
TheWord
などなど、マニアック曲のオンパレード(笑)。
ついでに、リッケンの12弦を使って
YouCan’tDoThat,
ICallYourName
まで。
 ま、今風に言えば、「ちょい悪ビートルズ」ですな。(笑)
 本番まで練習4回のみ。そのうち2回はドラムレス。本番前のリハも3人だけ。このような状況でも、ステージでは全くそのような気配を感じさせず、ミスっても堂々と演奏し続けるこのバンド。おそるべし。
 結果的には、ファンクな感じのリズムを前面に出したリンゴ長谷川氏のノリと、キーボードまで駆使してリズム隊を補強したタジマ君、パワフルギターの原田氏の音が一体となって、すばらしい音が出せたと思います。タジマ君のお友達の女の子たちが椅子の上で踊りまくっていた姿が、我々に力をくれました!

三番手は、
「ゆずぽん」さん。
 8月ライブの時には「サマンサホッチ」さんの一員として活動していたお二人。今回は2人だけで、ゆずの曲を演奏してくれました。

 いつも仲の良いお二人ですが、今回もジャージを色違いで揃え、帽子には「男!」の刺繍が(笑)。愛用のギブソンには、ピッキングによるスクラッチが付いて、「ああ、弾きこんでるなあ」と感心させられます。女性のデュエットなので声の通りもハモリも心地よく、癒される時間でした。まだまだステージに慣れていないとおっしゃっていましたが、なになに、これから場数を踏んでいけばもっともっと楽しく演奏できるようになるのではないかと、期待が膨らみました!

 四番手は
「スパッツ」の登場です。
 昨年の3月コンサートは、スパッツにとってデビューコンサートでした。
 その時はまだ高校生バンドに出ていた走助君をリズムギターに迎え、強化されたスパッツ。私がビートルズバンドと掛け持ちゆえ、のどにかなりの負担がかかり(花粉症の影響も)声が最後までもつのか心配しましたが、どうにかこうにか最後まで歌えました。ゆずぽんさんのメンバー、サトミさまにコーラスを手伝っていただき、その面も昨年よりレベルアップできた気がします。ありがたいことです。
ミカンズのテーマ、運命の人、
ここで、走助君の弦が切れ、しばしメンバー紹介。
練習でかなりやったものの、ライブでは使っていなかった
Holiday、涙がキラリ☆、正夢も今回投入。
なかなかリズム感が上手く表現できなかった
愛のことばにも今回は挑戦しました。結構上手く行ったと思います。
 さらに、以前のライブで上手くできたハネモノ、スピカ、夢追い虫などは、さらに余裕が生まれて演奏にゆとりが出たと思います。
 以前リクエストがあった
エスカルゴにも、今回は挑戦しました。
 ちょうどその曲を聴きたいといっていたお客様が来場していたので、ばっちりのタイミングでしたね。
 こまかなミスもいくつかあったので、これを反省としてまた次回はさらにレベルを上げていきたいと思いました。

 五番手の
「アニマ」。大学生のバンドです。
 ※実はこの時点でデジカメの電池切れ。あとで画像を貼ろうと思います。、
 オリジナルやコピーを織り交ぜた、HM系のバンドでした。キーボードを2台使用したり、パワフルなドラミング、ハヤビキのリードギター、重低音ベースなど、王道を行くバッキング隊に、これまたパワフルなボーカルがのっかって、独自の雰囲気をかもし出していました。
 人数が増えれば増えるほど、アンサンブルは逆に難しくなって行きますが、そういう部分もしっかり出きているバンドだったので、とてもシゲキを受けました。
 ジャンルは違っても、音楽を表現しようとする基本は同じ。こういうイベントをすると、それぞれの出演者から色々なシゲキを受けられることも、楽しみの一つですね!ぜひまたご一緒いたしましょう。

 ということで、今年も無事イベントを乗り切ることが出来ました。
 この場を借りて、ご来場くださった皆様、ならびに会場の「アキュラシー」のスタッフの皆様、出演に同意してくれたバンド仲間の皆様に、心から御礼申し上げます!
 また、音楽で遊びましょうね!


2007年8月 「第4回ライブ終了!」 の巻

 ひと夏の思い出。
 毎年、夏休みが残りわずかになってから、ふと振り返ると、そこには甘酸っぱい思い出が残っているものだ。手が届きそうで、しかし、逃げ水のように手が届かなかった、切ない思い出。そんな、思い出を大人になってからも味わおう、というのが、この
「第4回ロックロックこんばんは(フォークもあるよ)」ライブである。(なんのこっちゃ)

 1番手はおなじみ「スパッツ」。メンバー入れ替え後、昨年8月から「シーズン2」として1年間活動してきた集大成である。
 今回はキーボーディスト鈴木さんを迎え、いままでできなかったキーボード曲を演奏することができた。加えて、前回同様コーラスにサトミ様が協力してくださり、今まで以上に厚い音を奏でられたと思う。
 曲目的には、初期の元気な曲「スパイダー」「ヒバリのこころ」「夏の魔物」、反対に静か目の曲「水色の街」「遥か」「ガーベラ」、激しい感じの「みそか」「さわって・変わって」など、バラエティーに富んだ選曲を実現することができたのはうれしかった。今回音響を手作りで行ったので、楽器間のバランスやボーカルマイクとのバランスなど、客観的に調整するのが難しかったが、何とか乗り切った感じ。終わってみれば、現在の力を出し切った演奏ができたのではないかと思う。

 2組目は「イヤホンズ」。リーダーの師匠さんが多重録音で生み出した曲を膨らませ、アコギ3人でのアンサンブルに編曲しなおしての登場である。スパッツのサトミ様もギターで参加だ。
 特に印象的だったのは、「土曜日の放課後」という曲。イントロに学校のチャイムが。そして、静かな刻みが始まる。徐々に盛り上がっていく曲想。そのなかに、アルペッジョで奏でられるやさしい旋律。最後は盛り上がったままスパッと終わる潔さ。佳曲である。とにかく、3人のアンサンブルが耳に心地よく、余韻に浸っていたかった。
 相変わらずの師匠のパフォーマンスにも笑ってしまった。ぜひ次回も新曲を引っさげて登場していただきたい。

3組目は「伝心柱」さん。
 「おじさん」のこころを歌ったオリジナル曲を、パワフルで印象的な声に乗せて歌い上げてくださった。
 中年ともなると、いつの間にか青春時代のみずみずしかったこころを忘れて、日常生活に埋没しがちであるが、そんな毎日の中に、実は心の奥底に眠っている「若さ」を呼び覚ましてくれるような、そんな詩であった。
 伝心柱さんが「みなさん恋をしてますか?」と問いかけたとき、それはただの呼びかけではなく、こころの底からのやさしさをこめたメッセージとなって伝わってくるようであった。

 さて、4組目は「楽布団」さん。
 親子による2人組のギターデュオである。
 実は、スパッツのサイドギタリスト、走助君とその父が実体であり、二人とも大好きなクラプトンのアンプラグド曲を演奏してくれることになったのだ。父の宮さんには一度練習でお会いしたことが会ったが、その超絶テクは証明済み。今回たっぷり聞けたのがうれしかった。
 はじめは宮さん一人でのブルース。ここですでにどこをどう弾いているのかわからないほどのフレーズに目を奪われる。その後、息子をステージ呼び入れる、その雰囲気。私も実は将来息子と同じステージに立ちたいとひそかに願っているのだが、こんなかっこいい姿はちょっと見せられんだろうなあ。などといっているうちに「ティアーズインヘブン」や「レイラ」など名曲の目白押し。あっという間に時間が過ぎていってしまった。

 最後はビートルズコピーバンドの「ザ・メタボリックス」。
 前回ライブの反省を生かし、練習回数を約2倍の5回にして(笑)登場である。
 今回の構成は、前半に後期ビートルズ名曲集として、「オブラディ」「レイン」「レディマドンナ」「ヘイブルドッグ」を配置。タジマ氏のピアノ技が、タケユキ氏の歌うドラミングと絡んで絶妙の味を出す。
 中間部には、原田氏のオリジナル曲「アゲイン」、そして、楽布団のみやさんを招いての「加州大飯店」。タケユキ氏のハイトーンボーカルに、みやさん、タジマ氏のツインギターが絡む。気分は70年代。最高!!
 そして、神戸からわざわざ応援に駆けつけてくださったhhashi氏をリズムギターに迎えての「シーラブズユー」「オールマイラビング」。この日のためにわざわざリッケン325を持参してくださったので、負けずに私がオリジナルJMIのVOX君を持参。この組み合わせ、まんま60年代の音をひねり出しておりました!!
 そして本日のメインイベント、「アビーロードB面メドレー」。一曲で7分以上かかる大曲である。この日のためにたった1回だが(笑)リハーサルを行ってきた。実際、生で演奏するのは私たちもこれが初めての機会であったが、なかなか面白い演奏ができたと思う。自分的には、「ミスターマスタード」でのファズベースのレベルをもう少し上げておけばよかったという反省点が残った(笑)。
 最後は「ツイスト&シャウト」「ゲットバック」で盛り上がって終了。体力を使い果たした。

 今回のイベントは、全体としては成功といえるだろう。そして、裏方と出演者を2役こなすことがいかに大変かがわかった手作りコンサートであった。とにかく、PAのセッティングが心配で、なかなかステージ袖から動けなかったので、観客の皆さんに挨拶する機会もなく、申し訳ないことをしてしまった。
 ご来場のみなさま、これに懲りずにまた次回も足をお運びくださいませ!


2008年4月 「グリーンドーム・ライブ顛末記」 の巻

 2008年春。たまたま群馬県に回ってきた「全国緑化フェア」を記念するイベントとしてグリーンドーム前橋にて加山雄三とワイルドワンズのコンサートが企画された。
 ここまでは、よくある自治体のばら撒き企画っぽいのだが、粋な計らいで、そのコンサートの前に、市民バンドによるコンサートをやろうというボランティア団体があったのだ。これこそ、有名な「群馬県の歌」の歌詞ではないが、本当の意味での
「群馬の力」である。そして、その出演バンドは公募するというのだから面白い。たまたまこの情報を仕入れたスパッツのドラム、ファンキー後閑氏が、これこそスパッツの活動にふさわしいと判断、応募用紙にいつぞやのライブ映像を添えて、応募してくれたのだ。

 まあ、ドームで歌えるチャンスなど人生にそう何回もあるはずも無く、「だめもと」で実際は応募したのだ。が、どういう因果か、われわれは
最終的に6バンドの中に残ったのだ!(たぶん、曲のジャンルが他のバンドとかぶらない、という意図があったのだと思うww)応募総数40バンドだったそうで、実力で残ったというよりは運が向いていたといった方が正確だろう。
 ということで、4月13日(日)、朝8時半に集合し、われわれはフラワー田島氏の運転する「青い車」に乗り、一路競輪の殿堂「グリーンドーム前橋」ヘ向かったのである。
 天気はあいにくの空模様で、寒いくらいだった。が、われわれはついにドームデビューを果たす喜びに満ち溢れていた。搬入口からドーム内部に入り、くみ上げらたステージを見上げたときのあの気持ちはキット忘れないだろう。
 首が痛くなるほど高い天井。そこから吊り下げられた無数の垂れ幕。ステージを照らす幾筋ものライト。まさに夢の舞台である。ステージ上には、夕方のコンサートで使用される加山雄三バンド「ハイパー・ランチャーズ」の機材が置かれており、まさにプロの機材とアマの機材が混在した様相を呈していた。
 簡単な挨拶後、すぐにリハのスタート。主催者のS氏がしつこく「時間厳守」と「持ち歌3曲」を連呼したため、しかたなく予定していた曲を一曲削除し、3曲のみにした。
1 空も飛べるはず
2 エスカルゴ
3 夢追い虫
である。ステージ上は非常にモニタリングが良く、自分の声がすごく良く聞こえた、いままでのライブ人生の中で一番の好環境である。これならドームでも安心して歌える。ここにPAプロの仕事を見た気がした。
 昼食を近くのイタリアンレストランで取り、時計を見るともう午後1時。出番が2時30分なので、もう時間があまり無いのだ。すぐにドームに戻り、ステージ裏で着替えたりなどしているうちに、あっという間に本番になってしまった。
 われわれの前は、東京電力の人が関係しているらしいでんきくん。愉快なおしゃべりと演奏で盛り上げてくれた。これでもう思い残すことは無い。われわれも思い切り演奏することにした。


















 マイクの前に立ってみると、リハのときよりも若干モニターの音の返しが弱い。よくあることだが、お客が入ったりするだけでも条件は変わってしまうのだ。気にせず発進。このようなすばらしい機会を与えていただけたことに感謝しつつ、全力で3曲歌わせていただきました。

 終わってみれば、あまりにあっけない20分間。
 「実感が無いまま終わってしまった」とは、リーダー山口氏の弁。まったく同感である。しかし、結成から3年。われわれスパッツがとうとうドームで歌えたことはまぎれもない事実である。

演奏後は、ステージ裏の控え場所で祝杯(笑)。
 加山雄三の到着を待ったが、直接は会えず。当たり前か。  そのうちに主催者や市長による挨拶などがあり、午後6時ごろいよいよ加山雄三コンサートが始まった。
 われわれも席を取っていたので客席で聴いた。すでに71歳を迎えたそうだが、さすが若大将、いつまでもお若い。そして生で聞く「サライ」や「僕の妹」などの名曲の数々。感動物であった。途中ワイルドワンズのヒットメドレーなどをはさんでの1時間半。ちょっと物足りないくらいの短さだったが、きっと他のお客さんも喜んで帰っただろう。

 コンサート終了後は居酒屋に移動して軽く打ち上げ。
 ここで、今日演奏できなかった「青い車」をアコースティックバージョンで演奏(笑)。楽しい一日を締めくくった。

 一日休みをつぶしてローディー仕事をしてくれたスッキンこと鈴木氏に感謝。次回8月の「ロックロック」にはぜひ出演できることを待っている。