2012年12月「Gibson‐J50/ピックアップ交換」

さて、2012年のクリスマス。
アコースティック・ライブに参加することになり、
最近出番の少なかったギブソンJ50を使うことに。
 ところが、
やはりピエゾをセラミック・ブリッジの下に仕込んでいるので、
音がじゃっかん固めでキンキンするのだ。
 これを解決するには、
 最近はやりの「マグネティック・ピックアップ」に交換したほうがいいのでは?と思い、
今回オークションで競り落としたフィッシュマンをつけることにしたのだ。
まず、今付いているフィッシュマンのピエゾを取り除かないと。
セラミックブリッジのしたにセンサーが貼りつけてあるのだ。

Accoustic Matrix U ってやつである。
かれこれ10年くらい使っただろうか。
これを剥がし、コードを切る。そして、電池ボックスと
エンドピンに一体型のプリアンプ部分を除去。
これで普通の「アコギ」にいったん戻るのだ。

このピエゾのコードは、アジャスタブル・ブリッジのねじ穴を通してあったのだ。

 今回はこれを除去したので、ブリッジをオリジナルの状態に戻す。
 

 ※ちなみに、この「プラスティック・ブリッジ」は
 ポール御大のテキサンの元のブリッジと同じだが、
 よく「音が最悪」などと評されている。
 
しかし、構造上はこのプラスティックにセラミックブリッジはまったく干渉していないので、
 ※レス・ポールのように、2本のスタッドボルトでフローティングしている。
 自分は
あんまり音に影響は少ないのではないか?と考えている(笑)。

  
ブリッジを元に戻せたら、
 今度は
新しく手に入れたピックアップ、
「フィッシュマン・レアアース・ミックス」のコードを適度な長さにカットし、

 ジャックに半田付けし直す。

 
このピックアップはコンデンサー・マイクと、スタックハムバッカーのミックス機能があるので、半田も3点付けとなる。


できたら、ジャックをエンドピンの穴に取り付け、(すでにフィッシュマンのAccoustic Matrix NaturalU用に開いてた)
ピックアップをサウンドホールに取りつけます。

これで一応完成。

アンプにつないでちょっと音出しを。

大丈夫、無事にマイクもハムバッカーも音が出ている。
ブリッジも久しぶりにオリジナルに戻り、
なんだかちょっと嬉しい気分。
やはりピエゾが挟まっていないほうが音が生き生きしている。

あとは、
実際のライブ音量でハウリングしないかどうか、
などはこれから経験を積むように情報収集していく必要があろう。
取りあえず、
アコースティックライブでは小出力アンプにつないで演奏したが、
なかなかいい音を出してくれていた。
マイクの空気感と、マグネティックの力強さをどのようにバランスさせるか、が、音作りでは課題となるであろう。

 ライブではDIでの音づくりなども含めて、これから精進していきたいものだ。