2011年10月「中禅寺湖/龍頭の滝平日ツ―リング」の巻

10月11日(火)。そう、「秋休み」である。
めったに取れない平日休みである。
せっかくの休みをごろごろ無為に過ごしてもいいのだが・・・なんかもったいない。
せっかくなので、この前取り付けた「ロングホール・スクリーン」の効果を見るために、近所ツーリングに行こうと決意。

午前9時にガソリンを満タンにし、さて、どこに行こうかしばし思案。

せっかく平日なので、休日に混んでいるところへ行った方が
「お得感」があるということで(笑)、
きっと連休あたりは激混みしていたであろう
「中禅寺湖/龍頭の滝」へ向かうことに。

国道17号を沼田まで北上し、そこから122号で日光方面へ。

途中何箇所か工事があるものの、車の量は
スッカスカである。
気温は20℃前後。バイク乗りには快適な気温である。
私のいでたちは、上は長袖Tシャツ+トレーナー+マックスフリッツのショートトレンチ。
下半身は、ウィンドストッパージーンズ。これだけ。

2時間ほど走ったところで丸沼に到着。しばし休憩。
まだ紅葉には若干早いようだが、風は冷たくなり、もうすぐ冬の足音が聞こえてきそうな感じである。
沼の中に入って釣りをしている御仁もいる。いいなあ、
早く退職してこんな暮らしがシテえなあ・・・。
・・・などと感慨にふけっている間にすっかり寒くなったので、
「キノコ汁」を購入して暖を取る。

さて、体も温まったところで、金精峠へ向かう。

ここも、車の量はすごく少ない。
平日効果抜群である。

アッとう間にトンネルを抜け、日光側に出た。

まだ「紅葉」は始まったばかりといった感じだが、さすがにこっちに出ると車も多くなってくる。

 いつもは通過してしまう「戦場ヶ原」であるが、せっかくなので今年はちょっと寄り道してみようと、駐車場にはいる。道を横切って展望台まで行くと、こんな景色が広がっていた。
 なんといえばいいのだろうか、
草紅葉とでもいうのか、
 一面に広がる茶色の草原。
 向こうの丘の方はそろそろ赤く色づいた木々が並んで立っている。美しい光景である。しばし、景色に見入ったり、年配の夫婦のカメラを押してあげたりしながら過ごす。
 
 さて、次は「龍頭の滝」を見に行こう。そうすれば、例年と比べて今年の紅葉がどんな感じなのかは想像が付くだろう。

ということで、龍頭の滝の駐車場に到着。
普通車は並んで順番待ちをしているが、ソロのバイクなら隙間に止め放題である。すぐにバイクを停めて、いつものお土産屋さんの展望台へ。
ここも人でごった返しているが、土・日に比べたら天国である。












 ←今年はこんな感じであった。

 ベストとは言えないが、
今年の猛暑や台風の影響を考えればこれでもよい方なのではないだろうか

 ちょうどお昼の時間になったので何か食おうと思い、この滝が眺められる席でそばとみたらし団子を食う。→
 値段はそこそこするが、
「場所代」だと思えば高くはなかろう(笑)
 満腹になったところで、腹ごなしに滝の右側の遊歩道・・・というより石段を上って上までいってみることにした。いつもは下の滝つぼの部分だけ見て満足しているので、上はどうなっているのか見たことが無かったのだ。

 これが龍頭の滝の上部。

 なだらかな段々の岩場を流れ落ちるような滝である。滝つぼだけ見ると大したことのないような感じがしてしまうが、こうやって上から見るとかなりの水量が流れ落ちていることが分かる。

 さて、午後は天気が崩れるという予報だったので、あまり遅くならんうちに帰らなければならない。しかも、今日は生協の冷凍食品が職場に届く日なので、夕方は一度顔を出さねばならないのである。

 ということで、ここからいろは坂方面に下り始めたのだが、途中で「立木観音」の看板に誘われてうっかり右折。
 ここも、今まで来たときはほぼ素通りの場所である。
 せっかくなので、短時間ではあるが寄り道することに。

 立木観音、というのは実際は「千手観音」だそうな。この寺を開いたお坊さんが、根っこの付いたままの木を彫って作ったのだそうで、背中から生える千手?は枝を使って作った寄木造。実物んを見るのも初めてだが、胴体が武骨に太く、たしかに「立木」をそのまま使った雰囲気は感じられる。
 ここで説明をするお坊さんの
「お守りセールス」話が聴けるのが楽しい。よくある「指の熱で変色するインクで造られたお守り」なのだが、(値段は驚きの2000円!)「人によって色が変わる」とか「金色の文字に変わったのでお礼に来た人がいる」とか、それはそれは楽しいお話である(笑)。
 私は信仰心は強くはないが、時には仏にすがりたい気持ちがないわけではない人間である。
 そんな私でさえ、
そのキーホルダーはいらないわ。
 
 その後、長い回廊&階段をたどって行くと「五大明王」を祭ったところへたどり着く。山の斜面の上の方なのだろう。
 そこでもお祈りを捧げるのだが、ここでは
「祈祷セールス」と「線香セールス」が(笑)。この徹底した感じ、私は好きである(爆)。迷わず高いほうの線香を買った。ご利益ありますように。

 ここから先は、第2いろは坂を下り、足尾方面に曲がって、いつものように帰宅した。
 途中の滝が見える路傍で休憩。
 いろは坂も車が少ないとスイスイ下りてこられるのだが、今日はさらにこんな風に景色を見る余裕があったのがうれしい。こんな滝が落ちているのに今まで気付かずに通過していた。
 まさにこれがのんびりツーリングのおかげである。ソロツーリングは事故などの際に手助けがないのが怖いが、何と言っても誰に気兼ねも無くコース変更や見学ができるのはうれしいのである。
 
 さて、200キロ程度のショートツーリングであったが、なかなか出かける勇気の出ない日光方面を満喫できた。
 次のツーは11月ごろか。そろそろ服装も冬支度のツーリングになるだろう。

 走行距離220キロ
 消費燃料 8.62リッター。
 平均燃費(満タン法)
25.5キロ/リッター。
 
のんびりソロ・ツーだと25キロを超えてきます。素姓の良いエンジンですな!